【野球】なぜ球界に〝阪神・近本打法〟が流行? 中日・三好の打撃に近本本人「いいデータが取れました」気付きがあると明かす

 阪神・近本(左)と中日・三好
 オリックス・渡部
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 阪神・近本光司外野手(29)の打撃フォームを手本とする選手がプロ野球界に増えている。中日・三好大倫外野手(26)、オリックス・渡部遼人外野手(24)の打ち方は近本にそっくり。3月中旬の中日とのオープン戦(バンテリン)で、中堅から三好を観察した近本は刺激を受けつつ「いいデータが取れました」と満足そうに話し、“近本打法”から気付きがあることを明かした。

  ◇  ◇

 球界に“近本打法”が流行の兆しだ。バットのヘッドを投手側に向け、右足を上げて思い切り振り抜く。中日・三好の打撃フォームは、驚くほど近本に似ている。

 「うれしいというか、いい刺激になりますね。こういう投手で自分ならこういう打球が飛ぶな、とか。こういうタイミングやったら、こうなるなというのが自分じゃない誰かを見られる」

 3月17日の中日とのオープン戦では中堅のポジションから三好の打撃を観察。近本は「いいデータが取れました」と満足そうに話す。「打者・近本」を鏡で見るような不思議な感覚だったのかもしれない。

 「才木のストレートなら普通に打ちにいったら逆方向にフライになるな、捕まえにいこうとしたら右中間に飛んでいくな。じゃあ、ちょっと右中間寄りに守ろうかなとかね。フォーク、スライダーは飛んだとしてもライト方向しかないなと」

 「1番・中堅」で出場した三好は同戦で才木と3度対戦。初回は147キロにバットが空を切り、空振り三振。二回も150キロで遊ゴロに打ち取られたが、五回は145キロを捉え、一、二塁間を破る右前打を放った。

 近本は「自分が打っているかのような打球も飛んでいた。忠実に再現できている」と感心しつつ「違う反応で飛んでいったら何でこう飛んでいくんだろうと、ベンチで自分と照らし合わせながら見られる」と、探究心をくすぐられた様子だ。

 入団時から走攻守三拍子そろう近本を目標に掲げる三好は、昨秋キャンプから“近本打法”に挑戦しているという。同3連戦中には中日・大島を交えて3人で話し込む場面もあった。オリックス・渡部も「反対方向の打球が強くなる」と昨秋から取り組んでいる。

 俊足巧打の代表格でもある近本はプロ5年間で4度の盗塁王に輝き、通算打率・291。足だけでなく、171センチ、69キロと小柄ながら同41本塁打の一発長打も魅力だ。三好は開幕戦で「1番・中堅」で出場し、渡部も開幕1軍メンバーに入った。すでに2ホーマーを放ち、長打力に磨きがかかった印象のある近本とともに、2人の“近本打法”にも注目だ。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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