【芸能】バウワウ山本恭司 67歳で年間ライブ110本超!今夏はスウェーデンでフェス出演

 伝説のハードロックバンド「バウワウ」のギタリストとして世界的に知られる山本恭司(67)が昨秋、ソロアルバム「MINDPOWERS」をリリースした。2020年から4年連続でニューアルバムを発表した山本だが、スタジオだけでなくライブ活動も盛んで、今夏は「BOWWOW G2」でスウェーデンのロックフェスに出演予定。昨年は67歳にして年間の最多ライブ本数を更新した鉄人に聞いた。(デイリースポーツ・藤澤浩之)

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 山本は昨年、自身最多となる年間110本超のライブを行った。しかも「全てのライブに2時間ぐらいの打ち上げ付き」「リハなんか必ず2時間くらい弾きっぱなし」というタフネスぶりだ。年齢的な衰えも「あんまり感じてない」という。

 その秘訣(ひけつ)を「MINDPOWERSがあるからじゃない?」とアルバムタイトルを引いて笑い、「こんなに元気に産んでくれて」と両親に感謝。実は両親も「95(歳)以上生きてくれた」というから、遺伝なのかもしれない。

 80年代にはバウワウとして英国のレディングやスイスのモントルーなどのフェスに出演し、世界にその名をとどろかせた山本だが、今年は7月5~8日にスウェーデンで開催される「タイム・トゥ・ロック・フェスティバル」にバンド「BOWWOW G2」で出演することが決定している。

 昨年はマイケル・シェンカー・グループやウリ・ジョン・ロート(スコーピオンズ)らが出演したハードロック系のフェスで、今年も他にユーライア・ヒープ、プリティ・メイズ、マイケル・モンロー、日本の紫などの大物が出演する。

 山本は「突然、僕のホームページに主催者から連絡が来て、今でもバウワウはやってんのか?初期の『SIGNAL FIRE』とか『CHARGE』のアルバムの曲はやってんのか?というすごい具体的な話が来て」とオファーを振り返る。

 「スウェーデンはいくつか大きなフェスがあるけど、見たくてもなかなか見られないようなバンドを集めるのが、このフェスの趣旨だという。僕らもある意味、彼ら(主催者やスウェーデンの観客)なんか見たことないけど、70年代からやってる懐かしいバンドだから。ビックリだよね。この時期に海外から呼ばれるなんて」

 海外での受容について、山本は「『SIGNAL FIRE』とかのアルバムは、メタリカもよくコピーしてくれたり、(メタリカの)ラーズ(・ウルリッヒ)がアメリカのラジオ番組を任された時に『SIGNAL FIRE』の片面をノンストップでかけて全米に紹介したりもしてくれてるからね、通の(笑い)間ではそれなりに認められてる」と具体的に説明する。

 タイム・トゥ・ロック出演オファーのメールにも「北欧でもバウワウのライブを見たいって言うヤツはいっぱいいるんだよ」という「熱いラブコールが書いてあった」という。

 山本は「長く続けてることの意義、ちゃんとやってるからそういうオファーがあり、実際に実現させることができる」と、“継続は力なり”を実感しているようだった。

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