【野球】オリックスが熱い SNS効果で女性ファン増「カワイイ宮城」誕生の裏側 担当者「撮りたくなっちゃいます」

友情を確かめ合うようにロッテ・佐々木朗希とタッチを交わすオリックス・宮城大弥(右)=18日
オリックスの公式インスタグラム(@orix_buffaloes)から
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 今、オリックスバファローズのSNSが注目を集めている。宮城大弥投手がウインクや愛らしいポーズで笑顔を見せれば、山本由伸投手は爽やかな表情を見せる。山崎颯一郎投手が指ハートを披露したと思えば、松井雅人スコアラーまで登場。バリエーションが豊かに、普段は見ることのできない姿を紹介している。

 中心となり、公式インスタグラムを運営しているのは仁藤拓馬氏(34)。事業企画部の宣伝グループに在籍している。公式YouTubeチャンネルなど、多くのSNSで情報発信する同部署のメンバーと協力しながら、毎日チームに帯同し、素顔を届けている。

 「僕もオリックスの職員でありながら、選手たちのファンという感覚も持っている。魅力をどうやったら届けられるのか。それだけを考えて、やっています」

 試合前の円陣や勝利のハイタッチはもちろんのこと、球団職員だからこそできる投稿が多い。小木田ポーズを投手陣にお願いすれば、試合前の食事ショット、先発全員安打の日には全員の写真がアップされる。

 その度にバズり、コメント欄が賑わいを見せる。ポーズについては、仁藤氏からのリクエストも多いという。

 「ファンから見て、癒やされるとか、幸せな気持ちになれる、ポジティブになれるような。選手同士の仲の良さをどうやったら伝わるかなっていうのを考えて、やっています」

 この投稿ができるのも、選手のおかげ。「性格がめちゃくちゃいいんです」と、とにかく協力的に応じてくれるそうだ。その代表格が宮城投手。「Bs夏の陣2023」のモデルとして、緑基調のユニホーム姿がアップされた。すると、「宮城くんに着せたらいいと思っとるやろが!!!正解ですけどね!!」という爆笑コメントが寄せられた。それだけ、頻繁に登場する。その理由を仁藤氏が明かしてくれた。

 まず、第一に「撮りたくなっちゃいますよね。可愛らしくて」と笑顔。「みんな載せたいんですけど、宮城が近くにいることが多いのと、投げない日は割と協力してもらえる」と、持ち前の人懐っこさと先発投手ということも投稿増の要因になっているようだ。

 そして、ファンからの要望に応えることも大事なこと。「Bsオリ姫デー」に先駆けて、オリメン投票を実施すると、山本や山崎颯、山岡など、イケメン選手が上位となった。

 「新規の女性ファンの方がすごく増えた。人気選手をあげると反応がいい。その新規ファンの方が“沼”じゃないけど、定着してくれるように、ずっと気にかけてくれるようにというのは心がけてやっています」

 ニーズに応えるためにも、ツイッターではエゴサーチを欠かさない。コメント欄もチェックし、要望には素早く対応する。最近では巨人からトレードで加入した、広岡大志内野手が松井雅人スコアラーと似ているというコメントを目にした。

 「(広岡選手が)合流した日に雅さんとの2ショットをあげた。アップの時も野手のみんながいたので、集合してもらって写真を撮ったり、その時に求められているものをあげるようにする。コメントにファンの方からのヒントが隠されていると思うので」

 公式インスタグラムのフォロワーは32万人(5月23日時点)。今後も面白い投稿、現場でしかできない投稿が見られそうだ。球場にも若い女性ファンが増えているように感じる。SNSがファン拡大の要因になり、ファンも楽しめるコンテンツの一つになっている。(デイリースポーツ・今西大翔)

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