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【野球】阪神 掛布氏の言葉から紐解く佐藤輝復活のカギ「いい部分を忘れてほしくないな」

 打撃不振で9月10日にプロ入り初めて出場選手登録を抹消された阪神・佐藤輝明内野手(22)。現在は2軍戦に出場しながら試行錯誤を繰り返し、1軍再昇格を目指している。

 開幕から105試合に出場して打率・254、23本塁打、60打点。新人とは思えない立派な成績を見ながら、掛布雅之HLT(66)の金言を思い返した。

 (1)ボール球を使った攻めにどう対応していくか。重要ポイントは“攻撃的な見極め”。

 「甘いボールは打てる。ボール球で攻められることに対して自分でどう受け止めて、対応していくかなんだよ。(ボール球は)打たなかったらいい。門田(博光)さんが前に言ってたのかな。『結局、難しいボールなんてホームランにできない』と。甘いゾーンのボールをキャッチャーミットに入れなきゃいいんだよ。バッティングで一番難しいのは打つこと以上にボールの見極め。積極性を忘れずに攻撃的に見極める。それと、自分で自分を知っていくことだよね。一つも二つも階段を上がることはできる」

 (2)右方向に打球が飛び出した時は要注意。

 「バットの面の使い方を間違えてほしくない。佐藤のいい部分を忘れてほしくないな。彼は幅広く打てるタイプだから。扇って開いていくと思うんだけど、佐藤のバッティングってまさにそうなんだよな。扇が開くようにバットのヘッドが返っていって。開いた時にいい所で打つと、そのポイントを追っかけちゃうんだよ。もう一回、閉じないと。扇子は開いたら閉じる。彼の場合は一つのスイングの中でレフトに飛んだりライトに飛んだりするタイプだと思うから、自分のスイングができるかどうか。右にホームランを打ちたいとなると、自分のスイングを変えて打つこともあると思うんだよね」

 (3)内角打ちの極意。

 「(右)肩が開かないとバットは出てこない。回転運動だから。肩は開くんだけど、腕が先行していかないといけないんだよ。大谷(翔平)なんかは開いていくけど、手がバーンと走ってから(体が)回る。手が体の前を走っていく感覚がある。左の肩とバットが一緒に出ていくんじゃなくて、バットが体の前を先にファーンと振り抜けるイメージだな」

 同じ右投げ左打ちの大砲で本職が三塁。プロ通算349本塁打のミスタータイガースは、自身の後継者となり得るルーキーに熱いまなざしを向けている。

 19日、佐藤輝はウエスタン・中日戦(ナゴヤ球場)に「4番・右翼」で先発出場。3打席連続適時打をマークするなど、4安打3打点で勝利に貢献した。何か成長のきっかけをつかんだのかもしれない。そう、信じたい。(デイリースポーツ・中野雄太)

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