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【野球】パワーの秘訣はどっしり下半身 ロッテ・藤原、再昇格5発「もう一度鍛え直した」

 正直、驚いた。8月25日の日本ハム戦。広い札幌ドームで、ロッテ・藤原恭大外野手のフルスイングした打球が大きな放物線を描き、右翼席へと着弾した。札幌ドームプロ初本塁打を放ち、さわやかな表情で喜びをかみ締め、ダイヤモンドを一周した。

 日本ハム在籍時代、中田翔内野手(現・巨人)は「広い札幌ドームでは、しっかりと振り切らないといけない」と話していたが、まさに長距離砲とも呼べる打球。開幕直後は快音は聞かれず、4月22日にファーム行き。ところが、7月3日の1軍再昇格後は打率・347、5本塁打、16打点(2日現在)と好調をキープしている。本塁打は全て7月に再昇格してからのもの。7月6日のソフトバンク戦からは15試合連続安打をマークするなど、開幕直後とは違う、パワーアップした姿を見せている。

 7月に再昇格を果たすまで下半身強化を着々と実行していた成果が表れているようだ。「下半身をメーンにもう一度、見直して鍛え直した」。さらに五輪中断期間中も体力づくりに励んできた。2段階で体をつくり上げ今の姿がある。「もう一回、体をつくり直して体重、体も一回り大きくして、後半戦に備える」。どちらかというとスリム体形だったが、線が太くなった下半身が今の好調の源だ。

 2軍での取り組みとは?バットを振って振って振りまくったという。股割りティー打撃から、試合終了後の特打は欠かさず行った。「振る量が増えたというか、打撃という部分に関しては強化されたのかなと思います」。手応えをつかんでの昇格だからこそ、結果が伴っている。

 藤原が新2番に定着してから、チームは着々と順位を上げ、オリックスらと優勝争いを繰り広げる。井口監督は藤原の2番定着に「打線の厚みも増します。1、2番は固定していろんな意味で作戦もできる」と荻野、藤原の1、2番で3番以降の中村奨、マーティン、レアードにつながる打線に一定の手応えを感じている。チームが目指すのは1974年以来のシーズン勝率1位での優勝。21歳の青年が、そのための戦力として欠かせないピースになっている。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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