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【野球】阪神・西純矢、ファームで3戦連続QSは「最低限」2軍で開幕、悔しさ胸に

 高卒2年目の阪神・西純矢投手(19)が昨季から見違えるほどの成長を遂げている。ウエスタンでは3試合に先発し、1勝負けなしで防御率は1・89。3試合連続で6回を投げ、自責点3以内に抑えるクオリティースタートを達成している。

 今季は初めてキャンプを1軍で過ごした。遠戚である西勇をはじめ、先輩投手陣から多くのものを吸収。「もっともっと勉強していかないといけない」と、かなり刺激を受けたようだ。

 キャンプ中の練習試合やオープン戦では大崩れこそしなかったが、やはり上ではまだ通用しないとわかった。課題は制球力。矢野監督からは「一人の打者を4球で抑えるような、そういう練習をしてこい」と課せられた。

 迎えたファームでの今季初先発。3月26日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で6回を投げ、7安打を浴びながら1失点と粘りの投球を見せた。ただ、「もっと三者凡退を増やしていきたいですし、球数ももっと減らしていかないといけない」と6回で93球を要したことを反省した。

 すると、2日のウエスタン・広島戦(マツダ)では7回4安打1失点。球数も94球に抑え、すぐに修正した姿を見せた。唯一の失点は七回1死から中村奨に浴びたソロ。高めに浮いた直球を痛打された。

 平田2軍監督は「最後のホームランが余計や。それぐらいの(レベル)を俺は要求している」と、あえて厳しく評価。「1軍で最多勝を取るぐらいの投手にならなきゃいけない」と常に話すほど右腕への期待は大きい。

 14日・オリックス戦(京セラ)も調子は良くない中で、6回2失点。三回までは力みでバランスを崩していた右腕も四回以降は「5割ぐらいの力で投げた」。修正能力の高さも見せ、試合を作った。

 3戦連続でQS達成。それでも「やっぱり上を目指しているので、そこは最低限じゃないかなと自分は思っています」。現状に満足することはない。ファームでの好投は当たり前で、あくまでも通過点にすぎないのだ。

 昨季はウエスタンで11試合に登板し、防御率4・00。45イニング投げ、27個の四球を出した。今季はここまで19回で四球は6つ。明らかなボール球や抜け球も減少し、課題に挙げていた制球にも改善の様子がうかがえる。

 開幕ローテ争いを繰り広げた今季。1軍の開幕戦だった3月26日に2軍で先発した。「東京へ行くことができないって悔しさは持ってます。自分の課題に取り組んで、絶対的なというか、信頼してもらえるような投球ができるように」

 1軍の先発陣は絶好のスタートを切った。その先発陣に割って入るために-。ファームで圧倒的な数字を残し続ければ、1軍でのプロ初勝利も見えてくる。(デイリースポーツ・今西大翔)

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