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【野球】阪神、投手陣の整備完了 リリーフ陣はOP戦防御率1・47 開幕ローテも固まった

 阪神は2016年以来、5年ぶりにオープン戦で優勝した。チーム全体の防御率が12球団3位の2・29と安定している中で、リリーフ陣だけの防御率を見ると1・47と鉄壁だった。

 セットアッパー候補の岩貞と岩崎は調整遅れも懸念されていたが、開幕にしっかり状態をあわせてきた。岩貞は2月28日・ヤクルト戦で登板してから、1軍戦での登板は空いていた。それでも、19日、20日のオープン戦・オリックス戦で連投をクリアし、開幕ロースターに名前が入った。

 岩崎も今年初の1軍戦登板が20日・同オリックス戦と投手陣の中では最遅の登板となったが、1回を無失点に抑え、順調ぶりをアピールした。セットアッパー候補の両左腕に加え、地道に評価を上げてきた新星も虎のブルペン陣に欠かせない存在となりそうだ。

 ドラフト8位の石井大(四国ILp・高知)だ。最速153キロの直球と落差の大きいシンカーが武器の23歳。キャンプ中の実戦から6試合連続無失点をマークするなど、評価はうなぎ登り。昨ドラフトで支配下指名選手の最後、74番目に名前を呼ばれた投手。ここからの“シンデレラストーリー”に期待がかかる。

 先発に焦点を当てると、やはり外せないのが開幕投手の藤浪だ。大本命は西勇だったが、キャンプ中にぜんそくによるせきの症状が悪化したため緊急帰阪。西勇の調整面なども考慮され、9年目右腕に白羽の矢が立った。

 昨季1勝の投手が、開幕投手に指名されるのは異例だ。7日に矢野監督から連絡された時の心境を振り返り「開幕というのは全くと言って良いほど思っていなかったので、本当に驚いたというのが一番」と明かす。それでも気持ちは「3・26」へきっちりと向いている。「やっぱりチームの顔だと思いますし、責任もある」。矢野阪神3年目のスタートダッシュは、この男に託された。

 開幕ローテ争いは3月中旬まで混沌(こんとん)としていたが、開幕カード・ヤクルト戦では26日の藤浪を皮切りに、青柳、ガンケルと続く。そして開幕2カード目の広島戦はカード頭に昨季開幕投手の西勇が入り、同2位・伊藤将、秋山の布陣で戦う。当初、開幕2カード2戦目に先発が確実視されていたチェンは、調整遅れの影響から開幕2軍スタートが決まった。

 オープン戦で12球団リーグトップの17本塁打を放った打線に、リーグ屈指の投手陣が支える今季の阪神。公式戦で投打がかみ合えば、16年ぶりリーグ優勝、36年ぶり日本一を本気で狙える位置にきていると言っても過言ではない。オープン戦優勝の勢いそのままVロードに向かって、大海原へ舵を切る。(デイリースポーツ・関谷文哉)

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