【野球】阪神 育成・藤谷に訪れたチャンス 2軍で打撃絶好調

 阪神の育成・藤谷洸介内野手(24)が存在感を示している。6月は左足のハムストリングスを痛め、リハビリ組で調整を続けていたが、7月からは実戦復帰し、2試合連続本塁打を記録。自慢の長打力で光を見せている。

 練習休日の20日。鳴尾浜に姿を現し、休日返上で40分間マシン打撃を行った藤谷。2軍では6試合の出場で打率・429、2本塁打、2打点(20日の時点)。手にしつつある感覚を確かなものにしようと、打ち込みに励んでいた。

 16日のウエスタン・オリックス戦と17日の同広島戦では2試合連続本塁打。「そこで結果を出せたのは良かったと思います」。ただ、19日の試合で「打ち損じのセンターフライと当てにいったファーストゴロに終わった」ことを反省していた。

 確実性など課題もあるが、今、打席の中で一番意識していることはタイミングだという。「ピッチャーのタイミングで振るのではなく、自分のタイミングで振れるように」。北川2軍打撃コーチからも「タイミング、タイミング」と毎回確認しながら、確かな形を探っている段階だ。

 左足太ももの裏を痛め、6月はリハビリが続いたが「今は全然問題なく動けています」と万全を強調。現在は育成選手という立場。開幕直後に出遅れたことに悔しさをのぞかせるが、毎日が勝負だということは誰よりも自覚している。

 「今年は良い状態が続いているので、これを継続させて一日でも早く支配下を勝ち取っていきたいですね」。18年に投手から野手に転向し、ガムシャラに白球を追ってきた背番号125。支配下登録の期限が9月末へと延長しただけに、遅れを取り戻す猛アピールを続け、このチャンスをものにしたい。(デイリースポーツ・関谷文哉)

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