【芸能】三四郎はニッポン放送の「ファミリー」 オードリーに続く看板へ、飛躍の年

 数多くの名パーソナリティーを生み出してきたニッポン放送の深夜ラジオ「オールナイトニッポン」。その歴史に、三四郎(小宮浩信・相田周二)が新たにその名を刻もうとしている。

 現在は金曜1部(深夜1時、暦の上では土曜午前1時)と呼ばれる枠を担当している2人は、深夜3時から放送されている「オールナイトニッポン0」(通称・2部)を4年もの間、担当してから19年春に“昇格”。「-0」と合計すると約5年「オールナイトニッポン」を担当している。「-0」は新陳代謝が早く、これだけ長期間担当するのは珍しい。つまり、それだけ三四郎が支持されてきたことになる。

 この5周年を記念して3月14日に行われるのが同番組初のイベント「バチボコプレミアムライブ」(注・バチボコとは、小宮が粘り強く用いている「とても」を意味する言葉)だ。東京国際フォーラム・ホールAという“大きい箱”ながら、昨年11月に番組生放送中に行った先行予約は予定枚数を完売した。

 近年、オールナイトニッポンでは各パーソナリティがライブイベントを行い、リスナー(ラジオの聴取者)との一体感を高めている。その中で最もインパクトが大きかったのは18年から19年にかけてオードリーが行った10周年記念全国ツアーだろう。青森、愛知、福岡とまわり、各公演とも大盛況。19年3月2日に行われた日本武道館公演は約1万2000人が詰め掛けた。

 こうした流れの中で三四郎がイベントに挑む。ニッポン放送の檜原麻希社長は1月14日の定例社長会見で所感を問われ、こう答えた。

 「オードリーも5周年の時に初めて大きなイベントをやって、三四郎も5周年ということで。5年、パーソナリティを安定してやってきて。われわれの中では社員にとっても“なじみのある”パーソナリティーに育ってくれたし、リスナーにとっても立場を認められて大きな興行をうてるということなので」

 その上で、「これからもファミリーとして大事にしていきたいというふうに思います」と思いを述べた。

 オールナイトニッポンで、芸人パーソナリティの流れは連綿と続いてきた歴史だ。檜原社長は以前、オードリーを“ニッポン放送にとって宝”と表現している。新たな宝として、三四郎にとっては、さらなる飛躍の年となる。(デイリースポーツ・広川 継)

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