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【野球】広島 交流戦最下位からの打開策 原点回帰のオーダーで巻き返しへ

広島・田中広輔
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 セ・リーグ首位を快走していた広島が交流戦で急失速した。5勝12敗1分けで5年ぶり最下位の屈辱だ。巨人に首位の座を明け渡した緒方監督は「いい采配ができなかった。それだけ」と総括した。28日から再開するリーグへ向けて、投打の打開策を探った。

 交流戦で低迷した要因の1つが深刻な得点力不足だった。チーム打率・216、59得点は12球団ワースト。高ヘッドコーチは「みんなが調子を落としてしまった。1人2人ならここまでの成績にはならなかった」と分析。5月の快進撃を支えた「1番野間、2番菊池涼、3番バティスタ、4番鈴木、5番西川」は解体。停滞ムードを振り払うため、ファームから高橋大、メヒア、ドラフト1位・小園ら、起爆剤を相次いで投入したが、現状打破は簡単ではなかった。

 交流戦ラスト2試合は「1番田中広、2番菊池涼、3番西川、4番鈴木、5番松山」の開幕戦オーダーで臨んだ。東出打撃コーチは交流戦明けも「1~4番は変えない」と上位打線を固定して戦うと明言。1番に復帰した田中広については「(スタメンから)3試合外れてリセットした」と定位置での復調に期待した。原点回帰で巻き返しを図っていく。

 投手陣は本来、先発の軸であるはずの野村の不調が痛かった。2戦2敗で登録抹消に。高卒2年目山口も奮闘していたが、2軍降格となった。今後はエース大瀬良、床田、ジョンソンを軸に、九里、アドゥワ、そして先発6番手には中継ぎで好投を続ける遠藤の名前が挙がっている。

 不調の中崎に代えてフランスアを守護神に据えた「新勝利の方程式」もピリッとしなかった。八回にレグナルト、好調の中村恭を勝ちパターンに抜てきしたが、接戦を落とす試合が続いた。佐々岡コーチは「祐輔(野村)がはい上がって、ザキ(中崎)もね。2人が変わってくるか。今の布陣でやっていくしかない」と腹をくくり、「これから夏場の暑い戦いが続く。先発が投げきった中で守り勝つ野球をやっていかないと」と続けた。投手陣も今は我慢の時だ。

 首位巨人まで1ゲーム差。球宴までの12試合には9連戦もある。首位奪回へ、まずは交流戦で息を吹き返したDeNAをたたいて、弾みを付けたい。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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