【芸能】上野優華の「好きな人」が100万再生突破 アジアからも反響

“アジアの天使”上野優華。目指すはYouTubeでの「好きな人」1000万再生
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 7月でデビュー6周年を迎える歌手・上野優華(21)が日本とアジア各地で注目を集めている。3枚目のアルバム「好きな人はあなただった」のリード曲「好きな人」のMVがYouTubeでの再生回数100万回を突破し、今なお上昇中なのだ。

 この曲はシンガー・ソングライターの奥華子(41)が作詞・作曲を手掛けたラブソングで、友達の好きな人を好きになってしまった苦しさと切なさを歌にした。泣けるメロディーライン、奥自身がひくピアノの旋律とともに、上野の力強く繊細な歌声が女性を中心に支持を集めている。

 上野は「メロディーがキャッチーで、歌詞もすごくシンプル。一度聴いたら心に残る。こんな曲に出会ったことがなかったので、いつもと違う反応があるんじゃないかなと、期待はしていました」という。配信は昨年12月から始まったが、じわじわと数字を伸ばし、5月に100万回を突破。再生回数の伸び率は、さらに上昇を続けているという。

 上野の思惑通り、ファンからは違った反応が生まれたが、意外なことに「あまり数字は気にしていなかった」という。それでも「6年やってきて、今までにない大きな数字なので、うれしかったですね。いろんな方から『見たよ』『おめでとう』とコメントをいただいたりして、自分でももっと気にしようと思いました」と振り返った。

 さらなる目標に上野は「もう一ケタ。もう一つ0を増やしたい」と掲げたが、決して冗談ともいえない背景がある。上野は「海外の方に見ていただいているんです。日本語の歌詞ですけど、世界のラブソングとして世界の方に聴いていただきたいんです」という。ベトナム、台湾、韓国というアジア圏が中心で特に台湾のファンからの支持が多いという。

 今後はベトナムでの伸びも期待できる。上野は2017年から活動の場をベトナムにも広げた。世界遺産の街・ホイアン市で行われた「ホイアン日本祭り」でのライブパフォーマンスは現地の人を魅了し、上野は“天使”と呼ばれた。

 現在もベトナムとの交流を続け、現地との“架け橋”となっている上野。今年の夏にもホイアン市に3年連続で観光親善大使として赴く。ベトナムでは“天使”の上野だが、ミャンマーでは“パイオニア”の期待がかかっている。東京・増上寺での「ミヤンマー祭り」に出演した縁で、現地進出の可能性があるというのだ。

 7月24日でデビュー6周年を迎える上野。6月18日には同アルバムから第4弾のMV「君までの距離」が公開された。上野自身が作詞を手掛けた遠距離恋愛をテーマにした楽曲で、MVは「好きな人」と同様にイラストが象徴的な仕上がりとなっている。上野は「より目に触れることで、聴いてもらえるキッカケになれば。この曲のMVを見てもらえば、また『好きな人』にもつながってくるのでは」という。

 6周年のアニバサーリーライブは、7月7日に東京・新宿BLAZE、同20日に上野の地元・徳島市シビックセンターさくらホールで。デビュー日の同24日にはYouTubeライブの第2弾を東京・神楽音で開催する。

 上野はスポーツとも縁が深く、サッカーJ2の徳島ヴォルティスの応援特別大使を務めており、日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)のオフィシャルサポーターも経験している。東京五輪を来年に控えた今こそ、スポーツ精神も備えた“アジアの天使”に注目したい。(デイリースポーツ・木村浩治)

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