【スポーツ】“ツヨカワ”三浦桃香流飛ばし術とは? シニアゴルファーに朗報
最近飛距離が出なくなったと嘆いているゴルファーの皆さんに朗報です!今季の女子ゴルフで注目度No.1の“ツヨカワプロ”こと三浦桃香プロ(19)=フリー=が「桃香流飛ばしの金言」を授けてくれました。
本題に入る前に、三浦プロがどれほどのロングヒッターかをお話ししましょう。昨年のQTを突破してレギュラーツアー初参戦の今季、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)が計測しているドライビングディスタンスは249・16ヤードで堂々の第7位。ジュニア時代はもっと飛ばしていたそうですが、プロを目指してからは「飛びすぎてラフにいってしまうとスコアにならない。それを避けるため、あえてグリップを短く持ったりして飛ばさないようにしていた」というくらいです。つまり、飛ばそうと思えば、平均飛距離以上の数字を出せる力を持っているわけですね。
では、三浦プロが飛ばそうとする時、意識していることとは何か。ストレートに聞いてみました。
-三浦プロがドライバーで飛ばそうとする時のイメージはどんな感じなのですか?
三浦プロ「私の場合はすごくシンプルです。それは左体重ではなく、右体重でボールを打つこと。それだけです」
-そのために三浦プロが気をつけていること、または、ルーティンがありますか?
「私がティーショットを打つところを、コースやテレビの映像で見た人にはピンと来るのではと思いますが、私はアドレスで構えに入ってから左手で右肩の前のあたりを1回押さえます。これは右肩が前に出ないようにという自分への意識づけというよりも、右に体重を残して打つんだぞという意識づけなんです」
-右体重の方が左体重よりも飛距離が出るということですね。
「そうです」
右に体重を残す意識を持っていても、実際のインパクトでは体重は左へ動きますが、右体重で打つ意識を持つことで、クラブを振っていくスペースが左サイドにできますし、体が左へ突っ込むミスや体が早く開くミスを防げるということでしょうか。
確かに野球の大谷選手がホームランを打つ画像を見ても、体重は後方(左打ちの大谷選手の場合は左足)に残っているのが分かります。大きな野球のボールにしても、小さなゴルフボールにしても、より遠くへ飛ばすためには、体重を後方に残す意識が有効というわけです。
皆さんも「桃香流飛ばしの金言」を参考に、もう一度飛距離アップに取り組んでみてはいかがでしょうか。(デイリースポーツ・松本一之)