【野球】広島、今年の交流戦のキーマンは? 昨季はバティスタ&薮田が活躍

交流戦で期待のかかる野間
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 いよいよ、交流戦がスタートする。広島は昨季、12勝6敗の2位。6つの貯金を積み、リーグ戦再開につなげた。緒方監督が「交流戦が一番大事」と力を込めるように、ペナントレースを左右する重要な18試合となりそうだ。

 昨季は2人の新戦力がチームに新風を吹き込んだ。野手では育成出身のバティスタが支配下選手登録即初打席初本塁打の衝撃デビュー。すさまじいパワーで強烈なインパクトを与えた。投手では交流戦から先発に転向した薮田が3連勝を飾り、ローテに定着。想像を上回る2選手の働きがチームに勢いをもたらし、リーグ連覇への原動力となった。

 今季のチームに目を向けると野手では野間に期待がかかる。開幕から鈴木、丸ら外野手に離脱者が相次いだがその穴を埋めるように背番号37が躍動した。課題とされた打撃は、交流戦前まで打率・353と急成長の跡を見せた。11日・ヤクルト戦(マツダ)では逆転満塁本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。右太もも裏痛から1軍復帰した丸は当面、代打と指名打者での出場が予想され、野間にとっては定位置確保の足固めとしたいところだ。

 先発陣ではローテの軸を担う大瀬良に注目だ。今季7勝はリーグトップタイ。2完投を記録し、スタミナ面も申し分ない。先発ローテに野村、ジョンソンを欠く中、25日・中日戦(マツダ)からカード初戦の先発を任されている。現在5連勝中で、首脳陣の信頼もガッチリとつかんだ。

 チームはいきなり難敵と激突する。1カード目の対戦相手・西武の盗塁数56は両リーグトップ、2カード目にぶつかるロッテも同2位の48個を記録している。カープの盗塁阻止率・156はリーグワースト。両チームが足攻を仕掛けてくることは確実で、どこまで食い止めることができるかが鍵となりそうだ。3年連続交流戦勝ち越しへ、ロケットスタートで今後の戦いに弾みを付けたい。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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