【野球】西武時代には甲子園で一発も、松坂の打撃力 中日キャンプで“豪打”話題に

 中日の松坂大輔投手が北谷・春季キャンプでの打撃練習で快音を響かせ話題を集めている。そんな松坂は98年度ドラフト1位で西武に入団して以降、1本塁打を記録。そのアーチは自身8年ぶりとなった聖地での一発だった。(敬称略。球団、登録名は当時)

 “驚弾”だった。06年の交流戦。6月9日、甲子園での阪神戦だった。4点リードの八回2死三塁の場面で松坂が打席へ。カウント2-2から阪神投手・ダーウィンが投じた149キロの高め直球を左中間席へ。プロ8年目、20打席目でのアーチだった。投げては先発で9回1失点の完投勝利。毎回奪三振となる14Kの内容だった。

 翌07年シーズンから松坂はメジャーに挑戦。日本球界復帰後、ソフトバンクでは打席に立っていないので、現時点でのNPB最終打席が甲子園での本塁打となった。

 横浜高時代は練習試合も含めて通算14本塁打。98年夏の甲子園大会2回戦では、鹿児島実の杉内(現巨人)から左翼席へアーチを打っている。阪神戦で放った本塁打は、自身8年ぶりとなる甲子園弾だった。

 プロ初打席は、プロ初安打&初打点の“初物”づくし。00年8月7日のオリックス戦(神戸)。場面は3点リードの九回2死満塁。西武は既に野手を使い切り、9番に投手のデニーが入っていた。

 ここで、東尾監督が代打として起用したのが松坂だった。相手の5番手投手・栗山から中前への2点タイムリーを放ち、バットで期待に応えた。DH制を採用するパ・リーグで、投手が代打でタイムリーを放つ珍しいケースとなった。

 松坂のNPB公式戦での通算打撃成績は20打数5安打5打点で打率・250。また、04年の中日との日本シリーズでは、出場3試合で6打数2安打を記録している。(デイリースポーツ・記録室)

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