【野球】DeNA、CSファーストS突破のキーマンは…柴田と嶺井その理由とは

 2年連続でクライマックスシリーズ(CS)に進出するDeNA。14日から甲子園で阪神を倒してファーストS突破を狙うが、勝算はあるのか。そのキーマンは、柴田竜拓内野手(23)と嶺井博希捕手(26)の2人と見た。その理由とは…。

 甲子園で短期決戦を行うことが、重要なキーポイントだ。ラミレス監督は、ファウルグラウンドを含めて広い上に「土のグラウンドでゴロも気を付けないといけない」と想定。「守備は重要になる」とディフェンス面を重視する方針を示す。

 秘蔵っ子をグラウンドに送り出す。今季二塁のレギュラーの座をつかみかけている2年目の柴田だ。「柴田が守っているとピッチャーも安心して投げられる。守備でもたらすものが非常に大きい」。身長167センチと小柄な体をフル稼働させた守備範囲は広く、「菊池(広島)に相当、近づいている」と目を細める。

 用意周到だった。指揮官は、柴田を9月24日からの5戦連続阪神戦でいずれも二塁でスタメン起用した。CSでの虎との対決を想定し、場数を踏ませることが狙い。CS初出場の若武者は「嫌でも緊張すると思いますけど、自分のやるべきことは変わらない」と全力プレーを誓う。

 もう一人、キーマンになりそうな存在が嶺井だ。CSも正捕手の戸柱に高城を加えた捕手3人体制で臨むが、ラミレス監督が「3人の中で点を取られない可能性が一番高い選手」と絶賛するほど嶺井に対する信頼は厚い。投手心理も読んでの好リードが売りの嶺井。甲子園での9月24日、25日の阪神戦でスタメンマスクをかぶり、2戦連続完封勝利を演出した“実績”もある。大一番に向け、嶺井は「自分ができることをやる以外にないです」と意気込みを示す。

 今季の阪神戦は10勝14敗(1分)と負け越したが、甲子園では7勝6敗と分がいいだけに自信を持って挑める。「阪神に勝ち広島に行きます。横浜スタジアムに必ず日本シリーズのために帰ってきます」と決意を示すラミレス監督。その鍵を握るのは、いぶし銀の2選手になりそうだ。

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