【野球】「関本四十四の目」巨人、畠台頭で9月に大型連勝の予感 CSの可能性は十分

 巨人は18日からのDeNA3連戦で、狙い通りの3連勝。22日からの中日2連戦は1勝1敗だったが、25日からの阪神3連戦は2勝1敗と勝ち越した。投打ともに課題が解消され、Aクラス争いに踏みとどまっている。

 強みはリーグナンバーワンと言っていい先発陣。菅野、マイコラス、田口の安定感は言うまでもない。菅野が26日の阪神戦の登板を回避してヒヤリとさせたが、出場選手登録を外れていないし、大丈夫だろう。

 ルーキーの畠も計算できる投手となって台頭してきた。20日のDeNA戦は、8回を投げて3安打1失点。そして27日の阪神戦も7回1安打無失点に抑えた。夏の疲労がかさむ時期に4人目の先発が出てくるなんて、チームにとってこれほどありがたいことはない。

 畠の魅力は何と言っても150キロを超えるストレート。切れもあり、少々甘くなろうがファウルにさせることができる。昨年、スカウトの益田が「手術して多少の時間はかかりますが、絶対に行けます」と自信を持っていただけのことはある。

 9月の試合日程を見ると、巨人は5連戦と6連戦が一回ずつ組まれているが、わりと余裕のある印象だ。こうなると、先発陣が充実している巨人には有利な展開となる。

 畠は手術をした影響もあるから無理はできないだろうが、菅野とマイコラス、田口は中4日、中5日でフル回転させることができる。5人目は2軍と密に連絡を取りながら大竹寛、宮国、内海らの中から、コンディションや相手との相性も踏まえた上で選択することになるだろう。リリーフ陣も沢村の復帰が間近。9月に向けて、投手陣はより強力な布陣になってきそうだ。

 問題は打線だが、今は援護が期待できるようになってきた。何より陽岱鋼、マギーの存在が大きい。二人が1、2番に座った7月29日のDeNA戦から8月27日の阪神戦まで、1試合の平均得点は6・04。それまでの3・37から、大きく上昇している。どちらも長打があり、逆方向にも打てる。左投手が出てきても苦にすることはないし、相手にとっては非常にやっかいな1、2番だ。

 2位の阪神とは6ゲーム差、3位のDeNAとは3・5ゲーム差(8月27日時点)。3ゲーム差を縮めるのに1カ月かかるとも言われているが、盤石な投手陣に今の打線なら大型連勝ができる予感も漂う。残り28試合を3勝1敗のペースで刻んでいける力はあるし、そうなれば貯金は2桁を超える。リーグ優勝には届かなくても、3位に滑り込める可能性は十分にある。

 CSから巻き返して日本一なんていう夢も…。まだ気は早いが、そうなれば巨人ファンも少し納得してくれるかもしれない。(デイリースポーツ評論家)

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