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女子バスケ日本初メダル 熱闘19日締めた歴史的銀!ホーバス監督「新しい時代来る」

 銀メダルを手に関係者にあいさつする女子バスケット日本代表(撮影・堀内翔)
 米国に敗れるも銀メダルに輝き、仲間と抱き合う町田(右)=撮影・高部洋祐
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 「東京五輪・バスケットボール女子・決勝、日本75-90米国」(8日、さいたまスーパーアリーナ)

 大躍進のバスケットボール女子日本代表がメダルラッシュの最後を締めくくった。日本は初の決勝を戦い、大会6連覇中の米国に75-90で敗戦。男女を通じてバスケットボール史上初めてのメダルは銀となった。日本選手団のメダルは金27、銀14、銅17で、合計は過去最多の58個。自国開催の祭典を“ダークホース”のバスケットボール女子が最終日まで盛り上げた。大会は全競技を終了。夜には国立競技場で閉会式が行われ、19日間の熱き戦いは幕を閉じた。

 12人で手をつなぎ、表彰台に上がる。銀色に輝くメダルを首から掛ける。誰がこの光景を想像しただろうか。トム・ホーバス監督の「金メダル」という言葉を、どれだけの人が本気で信じていただろうか。頂点には15点届かなかったが、アカツキファイブの愛称の通り、女子バスケに日が昇るような、史上初の銀メダルを獲得。12人の輝く笑顔が東京五輪を締めくくった。

 世界ランク6位のベルギー、5位のフランスを破り迎えた決勝。序盤から米国の高さに苦戦し、逆に日本の長所を徹底的に消された。長いリーチでパスコースを消され、シューターがいい状況でボールを持てない。見たことのないようなブロックも何発も食らった。「できていたことができなくなった」と赤穂。それでも要所で華麗なパスワークから得点を奪い、底力も発揮。五輪の決勝で最強女王の本気を引き出した。

 大会前はNBAで活躍する八村、渡辺雄を擁する男子に注目が集まった。「スーパースターはいないけど、スーパーチームです」とホーバス監督。一人一人が自身の役割を自覚し全うする、徹底したチームバスケが東京の舞台で花開いた。

 躍進の原動力は世界一厳しいと言われる練習。「厳しいのは当たり前。最後に勝てたら一番楽しい」とホーバス監督は言う。米国に敗れ、悔し涙を流した選手もいたが、すぐに涙を拭ったのは、達成感も同時に湧いてきたから。ロッカールームでは「銀メダル」以上に「やりきった」と声があがったという。「解放される喜びはみんなあると思う」と高田。それほどタフな合宿を続けた結果、試合後の選手は「楽しかった」と口をそろえた。

 日本は今大会、史上最多のメダル数を記録した。柔道やレスリングが金メダルラッシュに沸いた一方、競泳やバドミントンなど注目を集めながら振るわない競技もあった。スケートボードなど新競技でも多数メダルを獲得。その中で“ダークホース”とも言えるバスケ女子が、東京五輪の最後に初のメダルを獲得し、有終を飾った。

 ただ、目指してきたのは金メダル。「これ以上の目標を実現させるためには、もう一つ二つ山を越えないといけないと実感できた」と高田は言う。ホーバス監督は「日本のバスケットボールに新しい時代が来る。こういう結果がスタンダードになる」。アカツキファイブ、この銀メダルはまだ夜明け。世界の壁の高さを知った今、その壁を乗り越えるための挑戦がまた始まる。

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