バスケ女子 高田主将、笑顔の銀メダル「本当に楽しかった」 絶対女王・米国に屈すも
「東京五輪・バスケットボール女子・決勝、日本75-90米国」(8日、さいたまスーパーアリーナ)
日本は、世界ランキング1位で6連覇中の米国に敗れて、銀メダルとなった。予選から快進撃を続けていた日本だったが、絶対女王に屈した。
それでも、充実しきった様子で笑顔を見せた。主将のC高田は「本当に楽しかった。連日の皆さんの応援のおかげでここまで来られました」とさわやかな表情で語ると、PG町田も「うれしいです。全員で戦えて、最高の舞台でした」と笑顔を見せた。
第1Qは現在、54連勝中という米国の高さに攻守ともに苦しめられ、序盤からリードを広げられる。それでもC高田の3ポイントシュート、さらに途中から入ったPG本橋の2本の3ポイントなどで追い上げるも、14-23で9点のビハインドで終えた。
第2Qも米国の高さの前に苦戦。それでも、PG本橋、SG三好の3ポイントで必死に食らいつく。終了間際にもSF赤穂が3ポイントを決め、39-50で後半に望みをつないで折り返した。
堅い守備を誇る日本だが、第3Qでも203センチのグライナーを中心とした米国の攻撃力を止められない。攻撃でも米国の高さに、再三シュートブロックを許すなど、一時は20点差を付けられ、56-75となかなか差を縮められない。
第4Qは、やや疲れを見せ始めた米国に対し、PG本橋のこの日、4本目の3ポイントなどで必死に追いすがったものの、届かなかった。
準々決勝ではベルギー相手に残り15秒で逆転の3ポイントを決め、劇的勝利。これまでの最高成績だった1976年モントリオール五輪の5位を超えた。準決勝ではフランスに、第1Qこそリードを奪われたが、第2Qに逆転。町田が五輪記録となる1試合18アシストをマークするなど快勝して、決勝へと上り詰めた。