女子バスケ米国 渡嘉敷復帰後の日本も「手強い」「新たな厚みをもたらしてくれる」
「東京五輪・バスケットボール女子・決勝、日本75-90米国」(8日、さいたまスーパーアリーナ)
史上初の決勝進出を果たした日本は、世界ランク1位で7連覇を狙う米国と対戦し、75-90で敗れ、銀メダルを獲得した。
日本はここまで準々決勝ではベルギー相手に残り15秒で逆転の3ポイントを決め、劇的勝利。準決勝ではフランスに、第1Qこそリードを奪われたが、第2Qに逆転。町田瑠唯が五輪記録となる1試合18アシストをマークするなど快勝して、決勝へと上り詰めた。最強女王には屈したものの、強豪国に体格で劣りながらも、驚異的な快進撃をみせてきた日本を米国も絶賛した。
SGダイアナは「日本チームはすごい。すべての試合をみたが、どうしても応援したくなるチームだった。将来は明るい。バスケットの楽しさ、喜びを示してくれた。どんな瞬間もひるまなかった。3万人の日本のファンがいなくてよかった。ファンがいればまったく違った試合になった」と、日本のバスケットスタイルを称賛した。
40歳のベテラン、Gスー・バードも、WNBAでチームメートだったこともある直前の怪我で大会に出場できなかった渡嘉敷来夢のことを触れ「(渡嘉敷のコートネーム)タクはプレーに新たな厚みをもたらしてくれる。体格や運動能力、シューティングを考えると、日本はこれから手強い相手になる。諦めないし、粘り強い、見ていて楽しいチームだ」と、今後、米国のライバルとなっていくことを予期していた。