メダル噛み問題 アスリートから拒否反応 北島康介氏「僕は噛んだことありません」

 名古屋市の河村たかし市長が4日に東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール選手の表敬訪問を受けた際に、本人の了承なくメダルを噛んだ問題で、競泳2大会連続2冠の北島康介氏は5日、自身のツイッターを更新し、「そもそもなんで表敬訪問しなきゃいけないのか。僕はメダル噛んだことありません」と、問題提起した。

 河村市長の行動については五輪選手、五輪経験者から批判が相次いでおり、フェンシングの太田雄貴氏も自身のツイッターで「ごめんなさい。これは流石に。。」と唖然とした様子で切り出し、「現場の空気やお二人の関係値は分かりませんが。」とした上で「選手に対するリスペクトが欠ける上に、感染対策の観点からもセレモニーさえも自分自身やチームメイトでメダルをかけたりしたのに、『噛む』とは。ごめんなさい僕には理解できません」と、苦言を呈した。

 柔道60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿もツイッターを更新し、「動画見たけど、『カンッ』て歯が当たる音なってるし。自分の金メダルでも傷つかないように優しく扱ってるのに。俺だったら泣く」と、反応。競泳オリンピアンの伊藤華英さんも「メダルってその選手の生き様ですよ。触ることすら、躊躇いますよ」と、綴った。

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