石川佳純、美宇の好プレーに思わず“ナイス!”「読みがピッタリでうれしくて…」
「東京五輪・卓球女子団体・準決勝、日本3-0香港」(3日、東京体育館)
前回リオデジャネイロ五輪銅メダルの日本は、世界ランク5位の香港に3-0で快勝し、銀メダル以上が確定した。第1試合のダブルスで石川佳純(全農)平野美宇(日本生命)ペアが先勝し、シングルスでは伊藤美誠(スターツ)、平野が連勝。同種目初の金メダルを懸けて、5日の決勝は中国-ドイツの準決勝(4日)勝者と激突する。
日本のカギを握る先陣の石川、平野ペアはこれで3試合連続の快勝となったが、日に日に息が合ってきている。
第3ゲームの8-7の場面では、石川のサーブから相手の返球に対し、3球目の平野が「ストップ」を選択し、相手のミスを誘って得点。すると、石川は人さし指で平野を力強く指さしながら「ナイス!」と叫んだ。
その場面を指摘されると、石川は「読みがピッタリだったので、うれしくてナイスと言っちゃいました」と照れ笑い。平野は「迷ったときに(返球の種類は)何がいいですか?と聞いて、その通りできたので(ナイスと)言っていただけた。やることができて良かった」とうなずいた。
悲願の金メダルへあと1つ。頂上決戦の相手は3連覇中の中国が最有力だが、主将の石川は「まずは自分を信じること、仲間を信じること、決勝の舞台を楽しむこと。それを目標に目の前の1球1球に集中したい」と力を込めた。