日本を救ったGK谷 元守護神の川口コーチから「ヒーローになってこい」ゲキ胸に
「東京五輪・サッカー男子・準々決勝、日本0(PK4-2)0ニュージーランド」(31日、カシマスタジアム)
日本は延長戦を含めた120分間で得点を奪えず、0-0で突入したPK戦で4-2で勝利した。準決勝はスペインと対戦する。
GK谷が日本を救った。2本目。相手のキックを最後まで見極めて、横っ飛びでセーブした。
試合を放送したNHKの中継内のインタビューで「ほっとしています」と笑顔を見せた谷。PK戦の開始前に川口能活GKコーチから相手キッカーの情報を伝授されたというが、「覚えきれないというか…」と正直に振り返った。
だが、アトランタ五輪で日本のゴールマウスを守った名守護神からは「最後、おまえの判断で、自信を持ってやれば止められると思う。ヒーローになってこい」と送り出されたことを同インタビュー内で明かした。ストップしたPKは助走が短い相手のキックのタイミングを読み切り、的確にストップした。
この試合は好調だった攻撃陣が不発。吉田を中心にした守備陣が120分踏ん張って、PK戦につなげた。