渡名喜風南 銀メダルに号泣「自分の弱さが出た試合だった」

 銀メダルに終わり涙を流す渡名喜風南(撮影・堀内翔)
 攻められる渡名喜風南(撮影・堀内翔)
 コソボのディストリア・クラスニチ(奥)に敗れた渡名喜風南=日本武道館
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 「東京五輪・柔道女子48キロ級・決勝」(24日、日本武道館)

 渡名喜風南(25)=パーク24=は決勝でディストリア・クラスニチ(コソボ)に敗れ、銀メダルとなった。残り23秒で内股で技ありを取られた。勝てば同級では04年田村亮子以来の金メダルだったが、あと一歩及ばなかった。

 畳を降りて号泣した渡名喜は「自分の弱さが出た試合だったなと思います。最近、ずっと決勝で勝ててなかったので、そこでの怖さもある中での戦いだったんですけど、やっぱり自分の弱さが最後、出てしまったと思います」と落胆。今大会日本選手初のメダルとなったが、「しっかりこの負けを認めていきたいと思います。ここまでコロナのなかで、すごい大変ななかでたくさんの人が最後までサポートしてくれたので感謝でいっぱいです」と言葉を絞り出した。

 準々決勝ではリオ五輪金メダルのパレト(アルゼンチン)に関節技で一本勝ち。準決勝では、世界選手権2連覇中で世界ランキング1位のダリア・ビロディド(ウクライナ)をゴールデンスコア方式の延長戦の末に撃破した。手応えをつかんで決勝までたどり着いたが、頂点には届かなかった。

 日本勢としては今大会のメダル1号。夏冬通算500個目のメダル獲得となった。

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