アリサ・リュウが逆転の金メダル!「本当に幸せ」一度引退→復帰の異例キャリアの20歳が米国勢24年ぶり頂点に 銅メダルの中井亜美を優しく抱擁 客席のマリニンも拍手
「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート女子・フリー」(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
アリサ・リュウ(20)=米国=がSP3位から、逆転の金メダル。米国勢としては2002年のソルトレイクシティ五輪のサラ・ヒューズ以来、24年ぶりの金メダルとなった。
フリーで圧巻演技を披露した。ショートプログラム(SP)では3位。フリーでは金色のド派手な衣装で登場した。冒頭の3回転フリップ、続く3回転ルッツ×3回転トーループも着氷。会場から手拍子が巻き起こる中、勢いに乗ったまま3回転ルッツから3連続のコンビネーションジャンプも成功させた。
演技を終えると、歓喜の雄たけび。150・20の高得点をたたき出し、トータル226・79でトップに立った。客席で応援していた男子のイリア・マリニン(米国)も立ち上がって拍手を送った。
この後に滑ったSP2位の坂本花織、同1位の中井亜美を逆転。頂点に立った。銅メダルで喜ぶ中井を優しく抱擁した後、頭を抱えて絶叫した。
史上最年少13歳で全米選手権を制した天才少女。14歳で4回転ルッツを跳ぶなど輝きを放ったが、6位に終わった前回北京五輪後に一度、現役を引退。「スケート以外のことがしたい」とカルフォルニア大に進学し、完全に競技から離れた。しかし、昨季復帰すると、世界選手権優勝やグランプリファイナル制覇と結果を残した。今大会も優勝候補のひとりに挙がっていたが、大舞台でも力を発揮した。
表彰式を終えると、「この瞬間を皆さんと分かち合えることができて、とても嬉しい。こんな大きな舞台に立てて、本当に幸せです。本当に大きな満足感があります」と笑顔。金の新しい衣装については「これが今までで一番お気に入りのドレスなんです。それも特別な理由のひとつです」とうなずいた。
