国武、大久保が無念の予選落ち 伸びしろ十分!4年後北京へ「また1から」

 「平昌五輪・スノーボード男子ビッグエア・予選」(21日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 新種目の男子ビッグエア予選で、大久保勇利(17)=ムラサキスポーツ=と国武大晃(16)=STANCER=はともに24日の決勝進出を逃した。大久保は84・25点で1組9位にとどまり、国武は37・25点で2組17位だった。予選は36選手が2組に分かれて争った。2回の演技で高い方の得点が採用され、各組上位6人が決勝に進む。

 今季台頭した10代の2人は、複雑な回転技を軽やかに決める上位選手に歯が立たなかった。大久保と国武はスロープスタイルに続いてビッグエアも予選で敗退。世界の壁の高さを痛感させられ、国武は「自分の実力不足」と残念がった。

 1組の大久保は1回目に右足前の正スタンスで入って横4回転を繰り出したが、軸がぶれて84・25点にとどまった。2回目は回転数を上げて横4回転半で挑んだが、着地で両手をつき「悔しい。安心して板を回せなかった。技術が足りなかった」と肩を落とした。

 2組の国武は2回とも軸をずらして縦に3回転、横に4回転する「フロントサイドトリプルコーク1440」だったが、着地に失敗した。試合前はより簡単な横回転技を出すつもりだった。しかし1回目から海外勢が次々と高得点を出したため、急きょ変更したという。「公開練習でこうなると予測できていれば…」と唇をかんだ。

 16歳の誕生日だった10日のスロープスタイル予選でも敗退。気持ちを切り替えて挑んだが、再び世界の壁にはね返された。

 平昌の苦い経験を4年後の北京五輪にどう生かすか。大久保が「また一から練習する」と言えば、国武も「結果を出さないと意味がない。もう予選落ちはしたくない」と言葉に力を込めた。

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