羽生、嵐・櫻井に涙の理由を告白「自分も思っているよりも心配だった」

 フィギュアスケート男子で金メダルを獲得し、涙をぬぐう羽生結弦。左は銀メダルの宇野昌磨=江陵(共同)
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 平昌五輪フィギュアスケート男子で17日、2大会連続となる金メダルを獲得した直後の羽生結弦を、日本テレビの五輪キャスターを務めている嵐の櫻井翔が直撃し、羽生は「自分も思っているよりも心配だった」と、金が決まった瞬間、涙した理由を打ち明けた。

 櫻井が「終わった瞬間に一番印象的だったのは、リンクをトントンとたたくようなしぐさをしていました」と切り出すと、羽生は「ソチオリンピックの時も最後ああいうポーズだったんで。なんかリンクにお礼したいなと思って」と説明。

 櫻井が羽生自身やファンが見せた涙の意味を問うと、羽生は「みんな心配だったと思いますし、たぶん、自分も思っているよりも心配だったんだと思います。結果が取れたっていうことが全てだと思ってるんで、本当に良かったと思います」と心境を告白。

 「追われる立場って思っていなかったんですけど、それはケガのおかげかなって思ってます。ある意味、ケガのおかげで今シーズン1回も勝たないままここまで来られたので、ホントに追ってる立場だったと思いますし。ある意味、オリンピックを知っているという自信もあったし、本当に色んな条件に助けてもらったと思います」と、右足首のケガすらも前向きにとらえていたことを明かした。

 櫻井が「(連覇で)オリンピックという大会、見え方は何か変わりましたか」と聞くと、羽生は「いや、何も変わらないです」とほほ笑んだ。

 櫻井は「特に印象的だったのが、追われる立場だとは思っていなかったという言葉でしたね。一方で、昨年のケガをすることで追う立場になったというお話が印象的でしたね」と、インタビューを振り返っていた。

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