金メダル候補の渡部暁斗、ジャンプで3位 距離で逆転狙う

 「平昌五輪・スキー複合個人ノーマルヒル」(14日、アルペンシア・ジャンプセンター、アルペンシア距離センター)

 ソチ五輪銀メダリストで金メダル候補の渡部暁斗(29)=北野建設=は105・5メートル、123・7ポイントの3位だった。渡部善斗(26)=北野建設=は8位、永井秀昭(34)=岐阜日野自動車=は14位、山元豪(23)=ダイチ=15位。17時45分から行われる後半のクロクロスカントリー(10キロ)に挑む。

 強風のため30分遅れでスタートしたジャンプ。ライバル勢が飛距離を伸ばせない中、最終の48番目でジャンプに挑んだ渡部暁は、3位と好位置につけた。「前の2人が風で飛ばされ、流れが悪いと思ったんですけど」と不安もあったが、計算通りに飛んだ。手をポンとたたいて喜び「こういう気まぐれの風が吹くコンディションの中でいいジャンプして悪いジャンプではと思って」と話した。

 首位に28秒差でクロスカントリーに挑むが「簡単に勝てるレースではないと思うんですけど、どういうレースになっても臨機応変に金メダルを獲れるようにしたい」と頂点を目指す。

 渡部暁は今季のワールドカップで5勝を挙げ、総合首位に立っている。この競技で日本人初の個人金メダルを狙う。

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