IOCの「露28選手永久追放」処分 CAS全面否定!迫る五輪混乱必至

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)はロシアのドーピング問題で1日、国際オリンピック委員会(IOC)が同国の28選手に下した五輪永久追放処分を全面的に否定する衝撃的な裁定を出した。平昌五輪の開幕が9日に迫る中、混乱は必至だ。

 CASは国ぐるみのドーピングを告発した元検査所所長のロトチェンコフ氏や、世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームを率いて不正を認定したマクラーレン氏の証言も聞いたとしながらも、「選手一人一人を個別のケースと扱い、違反を裏付ける証拠があるかどうかの判定に徹した」と強調した。

 これに対し、IOCは処分の大前提としたロシアの組織的な不正のシステムを「CASが考慮しなかったのは大変遺憾」と反論。裁定を「ドーピング撲滅へ重大な影響を及ぼしかねない」と懸念した。

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