村田、スーツに金メダルで五輪後初出勤
ロンドン五輪のボクシングで日本選手として48年ぶりの金メダルを獲得したミドル級の村田諒太(26)が21日、職員として勤務する都内の東洋大で、学生や職員ら約300人に優勝報告した。
五輪後の初出勤はスーツに金メダル。さっそうと職場の学生部前に登場した。村田は「“半職場放棄”という状態で競技に専念させていただいた」と、律義な男として職場への負い目を独特の言い回しで表現。「それでも温かく応援いただき、この金メダルがある。心から感謝します」と頭を下げた。妻・佳子さんも後方から見守った。
前日の銀座パレードで「車の上から人さまに手を振るほど僕は大それた人間じゃない」と硬い表情だった村田。実は地道な仕事が性に合う。大学職員として帰るべき場所に戻り、安どの表情だった。
