初登板初先発守屋は五回途中5失点KO
「阪神-ヤクルト」(20日、甲子園球場)
プロ入り2年目の守屋が1軍初登板初先発。だが五回途中まで毎回の10安打を浴び、5失点でマウンドを降りた。
ファームで結果を残し、巡ってきた1軍マウンド。だが二回に不運な2安打を許し、2死満塁から坂口に先制の中前2点打を浴びた。以降も得点圏に走者を背負いながら、何とか粘りの投球を見せたが…。五回、先頭の山田に直球を完ぺきに左翼席中段まで運ばれた。
これが尾を引いたのか、バレンティン、雄平に連打を許し、今浪に四球を与え無死満塁となったところでベンチは交代を決断。101球でプロ初マウンドを終えた。
直球の最速は146キロを計測し、1番から5番まで3割打者が並ぶヤクルト打線からうまくカウントを奪った。だが決め球で空振りを取れなかったこと、四回以降は球威が衰えたことが響いた。
それでも初先発のマウンドを踏んだ若虎に、降板直後は一塁側スタンドから温かい拍手が送られていた。