【一問一答】和田監督「あきらめない」

 「セCSファーストS・第2戦、巨人2-4阪神」(11日、東京ドーム)

 阪神が逃げ切りで接戦をものにした。対戦成績を1勝1敗のタイとし、CSファイナルステージ進出へ“逆王手”をかけた。

 一回2死二塁からゴメス、マートンの2者連続本塁打で3点先制。2点差に迫られていた四回、敵失に乗じて加点した。

 先発メッセンジャーは7回2失点。八回から高宮、安藤、福原と継投して巨人打線の反撃を断った。

 阪神・和田監督の試合後の一問一答は次の通り。

 -「ぜひ取りたい」と言っていた初回の攻撃が大きかった。

 「初回の攻防というのが今日はキーになるのではという思いがありましたので、(ゴメスとマートンの)あの2発が大きかったですね」

 -菅野攻略へ打順を変更した。

 「今日は四球で出ましたけど、鳥谷の出塁率ということで、いつもの打順に戻して、もう一回勝負ということでね。本当にしっかりと球を見極めて、トリ(鳥谷)が出たことで攻撃にリズムができたと思います」

 -先発メッセンジャーはかなり走者は許したが7回まで投げた。

 「立ち上がりにちょっと苦労しましたけど、あそこを1点で切り抜けたことで、その後はピンチもありましたけど、非常に粘り強く投げてくれました」

 -互いにしのぎ合いのような中盤以降になったが、競り勝ったこの1勝は大きい。

 「今日は負けでも、引き分けでも(終戦)というゲームだった。とにかく選手たちにはグラウンドに出る前に『悲壮感だけは持たずに、とにかく全力でいこう』ということで。選手たちもそのとおり思い切ってやってくれたと思います」

 -負けられないという意味では明日の第3戦も変わらない。

 「明日もうちの勝ちパターンである、先行逃げ切りという形に何とか持っていけるように、また持っていけなくても、とにかく粘って粘って、最後まであきらめないで勝負したい」

 -予告先発ではないが、明日も巨人はシーズン中に苦しんだ投手が先発する可能性が高い。

 「いずれにしても、この3連戦はシーズン中になかなか打てなかった投手が来ると思っていますので、明日もう一回気を引き締めて勝負したいと思います」

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