阪神逆転負けでリーグ優勝完全消滅

1回、先発の阪神・岩崎優が打ち込まれ、途中降板を告げベンチンへ戻る阪神・和田豊監督=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「広島5‐2阪神」(27日、マツダスタジアム)

 阪神が4位・広島に2試合連続の逆転負け。今季は首位に定着した時期もあったが、139試合目にして、リーグ優勝の可能性が完全消滅した。広島は3位・阪神に1・5ゲーム差とした。

 広島先発のジョンソンに対し、初回、先頭の鳥谷が四球で出塁。大和の犠打で1死二塁とし、福留の左前適時打で先制した。

 しかし、その裏、あっさりと逆転を許した。先発の岩崎が丸に先頭打者本塁打を浴びて同点とされた。さらに1死二塁からエルドレッドに左越え勝ち越し打。2死一、二塁からは田中に中前適時打を許し、1イニングもたずにKO降板。この回計3点を奪われた。

 一回途中から登板した鶴は好投。3回1/3を投げて無失点に抑えた。五回から登板の石崎も2回無失点、安藤も1回無失点で追加点を与えなかった。

 打線は七回、1死一、二塁から代打・関本の適時打で反撃。1点差に迫った。八回にはマートン、今成の連打などで無死満塁と攻めたが、西岡、伊藤隼の代打攻勢も実らず無得点に終わった。

 その裏、5番手の福原が打たれた。先頭のエルドレッドに中前打を許すなど1死一、三塁のピンチを招くと、「みんながつないでくれたので絶対にかえそうと思った」という田中に、右翼へ2点三塁打を浴びて勝負は決まった。打線は九回、中崎の前に無得点に抑えられた。

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