今季初昇格の狩野2年ぶり本塁打

3回、フルスイングの狩野は左越えへ2ランを放つ(撮影・田中太一)
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 「阪神‐ヤクルト」(29日、甲子園)

 阪神・狩野が今季1号を左翼席へ突き刺した。

 2点リードの三回、2死二塁で打席に立つとヤクルト赤川の初球を捉えた。白球はライナーとなり左翼席へ。貴重な2ランでリードを4点に広げた。

 狩野は大歓声の中、ダイヤモンドを1周。地鳴りのような「狩野コール」を浴びながら右翼の守備に就くと、帽子を取り声援に応えた。

 12年8月31日以来、728日ぶりの一発に、「打った球種は覚えていないくらい必死でした。チャンスだったのでファウルや空振りを恐れず思い切ってスイングしました。最高の結果になってくれて、良かったです」と喜びのコメントを寄せた。

 プロ14年目の狩野は腰痛の新井良に代わり1軍に今季初昇格し「7番・右翼」でスタメン出場。二回の今季初打席では初安打を放った。

 四回の第3打席では2死二、三塁から左線へ2点適時打を放ち、猛打賞も記録した。

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