夏男・藤浪がターボ全開の阪神V宣言

阪神・呉 昇桓(右)から大投手になれる!と褒められ、照れながらあいさつする阪神・藤浪晋太郎=京セラドーム(撮影・田中太一)
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 「阪神7‐5広島」(8日、京セラド)

 夏男・藤浪が夏の全国高校野球大会開幕を前に、ターボ全開で阪神の優勝に貢献する決意を表明した。

 この日は7回を117球、8奪三振、3失点(自責点1)で8勝目。広島のエース前田に投げ勝った。ちなみに、前田とは3度目の対戦で、すべて阪神が勝利している。藤浪は「相手のエース相手に勝てることが大事。今後も(チャンスがあれば)しっかり勝ちたい」と頼もしかった。

 序盤で失点も、四回以降は立ち直った。藤浪は「いい意味で、ごまかして投げられた」と一皮むけた“大人の投球”を振り返った。効果的に加点した打線に対しては「点数を取ってくれて投げやすかった。今後もしっかり(点を)取ってくれれば投げやすいと思う」と打線に注文できる貫禄を漂わせた。

 さらに、大阪桐蔭高のエースとして2年前に大車輪の活躍で全国制覇した記憶を現在の自分に重ねた。藤浪は「夏の甲子園の時期は自分も大好きなんで、優勝に向かって必死のパッチで頑張ります!」と高らかにV宣言。連戦連投で頂点に立った高校生アスリートとしての実績を、この夏、20歳のプロとして発揮する覚悟だ。

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