山響部屋が遺影前に初稽古 故北の湖理事長の遺志継ぐ

 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)の死去で、北の湖部屋から名称変更した山響部屋が7日、東京都江東区の同部屋で初稽古を行い、幕下以下の力士約10人が四股を踏んだり、相撲を取ったりして汗を流した。

 稽古場の上がり座敷には祭壇があり、亡き理事長の遺影が飾られ、壁に掛かった「北の湖」の木札もそのままだった。

 新師匠として稽古を指導した山響親方(元幕内巌雄)は「責任感が違うが、力士に強くなってもらいたいという気持ちは今も昔も変わらない。偉大だった師匠に教えてもらったことを守っていきたい」と抱負を述べた。部屋の看板は来年1月の初場所千秋楽翌日に掛け替えるという。

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