横審、故北の湖理事長に黙とう 委員長は逸話を披露

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は23日、東京都内のホテルで開いた定例会の冒頭で、11人の全委員と八角理事長代行(元横綱北勝海)、貴乃花理事(元横綱)らが、大相撲九州場所中の20日に急逝した北の湖理事長=元横綱、本名小畑敏満=に黙とうをささげた。

 守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は感極まった表情で「相撲人気回復に尽力された方の突然の訃報。ただただ、ご冥福を祈る」と悼んだ。

 同委員長は約1年前の逸話も披露。現役時代にはたき込みの勝利がないのではと問われた北の湖理事長が「3番ある。私は現役時代に取った相撲は全部覚えている」と答えたという。

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