大相撲名古屋場所は12日に愛知県体育館で始まる。平成生まれで初の大関となった23歳の照ノ富士の闘いぶりが注目で、35度目の優勝を目指す横綱白鵬、大関稀勢の里らとの賜杯争いが期待される。先場所後に右肘を手術した日馬富士、2場所連続休場から復帰した鶴竜の両横綱は巻き返しを期す。
11日は同体育館で、三役以上の力士や日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が出席して、15日間の安全を祈願する土俵祭りが開かれた。照ノ富士は「(気持ちは)いつもと変わらない」と淡々と語った。
ことしに入って大相撲の人気回復は本格化し、今場所も入場券の販売は好調。