大相撲名古屋場所(12日初日・愛知県体育館)で主役となる4人が6日、一つの土俵に集まった。白鵬、日馬富士の両横綱と新大関照ノ富士が、大関稀勢の里のいる愛知県長久手市の田子ノ浦部屋へ出稽古。4人の申し合いは実現しなかったが、白鵬と稀勢の里の三番稽古(同じ相手と続けて取る)が出色だった。
白熱の15番だった。場所前最初の出稽古相手として、白鵬が選んだのは天敵の日本人大関だった。「先場所で負けた一番の1人だから、ここまで来た」と話す。毎場所のように火花を散らす両者が稽古場で対戦するのは、約1年半ぶりだ。結果は横綱の8勝7敗と互角の内容。