川澄 OG誘う“準決勝の女”健在

 日本-イングランド 前半、競り合う川澄(左)=エドモントン(共同)
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 「カナダ女子W杯・準決勝 日本2-1イングランド」(1日、エドモントン)

 MF川澄奈穂美(INAC神戸)が2大会続けて“準決勝の女”になった。

 1-1で迎えた後半ロスタイム2分、右サイドでボールを持つと、サイドバックの選手がチェックにこないと見て持ち上がり、低く鋭いクロスを入れた。中央で待つFW大儀見に渡る直前に相手DFバセットがスライディングでクリアしたが、そのボールがバーに当たり、ゴールイン。川澄のクロスが相手のオウンゴールを誘い、劇的な幕切れとなった。

 「やっと決勝まで行けるのでほっとしています」と笑顔を見せた川澄は、優勝した前回11年のドイツ大会でも準決勝で活躍していた。スウェーデンから2得点を奪い3-1の勝利に貢献し、その名を世に知らしめた。このことをテレビインタビューで振られると「そうですかね」と照れ笑い。「本当は得点を決めてすんなりいけば良かったんですけど、W杯は簡単に勝てるところじゃないので全員で結果を出せて良かったです」と語った。

 日本時間6日午前8時に行われる米国との決勝戦(バンクーバー)へ向け、「次の一戦も全員で戦って絶対に勝ちたい」と誓った。

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