顔踏みキム 4試合停止は「軽すぎ」か

 試合中の踏みつけ行為によりJ1鳥栖のDFキム・ミンヒョクが7日、Jリーグから4試合出場停止処分を受けたが、この処分の重さについてネット上で話題になっている。

 3日に行われた鹿島とのJ1リーグ戦で、キム・ミンヒョクは鹿島・MF金崎に対してファウルをした後に、倒れた相手の顔を踏みつけた。試合での判定はその前のファウルに対する警告が出されたのみで、鹿島から踏みつけ行為についての申請が出された。

 Jリーグは審議を行い、この行為が「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」に該当し、また審判員が確認できなかった「極めて悪質な行為」と判断され4試合の出場停止処分となった。

 だが、この4試合にはナビスコ杯も含まれるため、25日のJ1第7節柏戦には出場が可能。リーグ戦に限れば2試合の出場停止となる。

 ツイッター上では「10試合ぐらいかと思ってた」、「クラブは自主的に4試合くらい出停させるべき」といった意見が見られた。

 過去、対戦相手への暴行として記憶に新しいのが、ウルグアイ代表FWスアレスが犯した、かみつき行為だ。14年のW杯ブラジル大会イタリア戦でDFキエッリーニの左肩にかみつき、9試合の代表戦出場停止、4カ月のサッカー活動の禁止、10万スイスフランの罰金といった重い処分が国際サッカー連盟(FIFA)から下された。

 スアレスの場合、イングランドのリバプールに所属していた13年にもチェルシー戦でイバノビッチの腕にかみつき、10試合の出場停止処分を受けた。さらに、オランダのアヤックスに所属していた10年にもPSV戦で対戦相手にかみつき、7試合の出場停止処分を受けている。こうした過去が、W杯での処分でも考慮された可能性は高い。

 ただ、かみつき行為よりも、顔・頭部を踏みつけることの方が重大なけがにつながることは明白。舞台に違いがあるとはいえ、一般の目線で見れば4試合の出場停止が軽すぎるととらえられても仕方がない。

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