今季限りでの現役引退を発表したJ1仙台の元日本代表FW柳沢敦(37)は4日、ユアテックスタジアム仙台で記者会見し、「自分が求めるパフォーマンスと今できるものにギャップがあった。チームに残していくものが限界に近づいてきたと感じた」と淡々と決断の理由を説明した。
鹿島の黄金時代を支え、ワールドカップ(W杯)にも2度出場したストライカーは、最後の所属となった仙台での思い出を「移籍した最初の年に震災に見舞われて、大きな悲しみの中で一つになって戦う姿勢を見せられた」と振り返った。
今後は未定だが「一生サッカー人であることは間違いない。指導者は一つの目標」と語った。