丸の内PV、奇跡起きず落胆ムード

日本の敗戦が決まり涙するサポーター=東京・丸の内(撮影・村中拓久)
3枚

 始業前のオフィス街も落胆ムード‐。サッカーW杯・日本‐コロンビア戦のパブリックビューイングが25日早朝、東京・丸の内の丸ビルで行われ、徹夜組40人を含む出勤前の会社員ら180人がブラジルのピッチに熱視線を向けたが、奇跡を目撃することはできなかった。

 日本戦は85インチの高画質4Kテレビ2台で上映され、別のスクリーンではギリシャ‐コートジボワール戦も同時中継された。前半終了間際、FW岡崎慎司選手の同点弾が決まると、会場に敷かれた人工芝に座って観戦していたサポーターは、立ち上がってハイタッチを交わし歓喜のニッポンコール。だが、後半の相次ぐ失点に応援の声は薄れていった。

 終戦を告げるホイッスルが鳴り響くと、健闘をたたえる拍手も起きたが、会社員の井上勇希さん(30)は「前回大会はベスト16で世界に近づけたと思っていたので、世界との差を感じる結果になって残念です…」と悔し涙。DF内田篤人選手のユニホーム姿の会社員、蓬田恵梨子さん(25)は「選手一人一人は頑張ってたので、感謝したいです。このままコレ(ユニホーム)を脱いで仕事です」と“現実”を見すえた。

 都内の高校2年、吉田弥さん(16)は同級生3人と大荷物を抱えて来場。「ゴールに向かって攻めた姿勢は良かったのですが…。これから京都へ修学旅行なので、新幹線で寝て、気持ちを切り替えます」と、会場すぐそばのJR東京駅へと向かった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス