ボクシング内山、去就は五分五分
前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36)=ワタナベ=が14日、注目される去就について「はっきり申し上げられない。試合をしたいという気持ちになるかどうか。フィフティー、フィフティー。時間がかかります」と明かした。
さいたま市内で行われたワタナベジム後援会による激励会にWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(35)、同ライトフライ級王者・田口良一(29)とともに出席。4月27日に、2回KO負けで12度目の防衛に失敗して以来初めて公の場に姿を見せた。
プロ初の敗戦について「さすがに2日間くらい落ち込んで引きこもっていた。夢じゃないかと受け入れられなかった。引きこもりにも疲れて、3日目からはロードワークを始めました」と、当時の心境を振り返った。試合のビデオも見ていないという。
「ものすごく試合がしたいと思った時、体力が落ちてたら難しいので体は動かしています」と、先週からはジムワークも再開。先週は、田口らと宮古島を訪れ、走ったという。
再起戦をするならだれと闘いたいか、と問われると「やるならコラレスがいい」と答えた。「今は普通の生活をしている。楽な気持ちであるし、寂しくもある」と、揺れる思いも口にした。