井上尚パンチ強化フェザー級の右肘折る

父・真吾トレーナーのミットを打つ井上尚弥、左は大橋秀行会長
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(8日、有明コロシアム)

 2度目の防衛戦に臨む井上尚弥(23)=大橋=が1日、横浜市内のジムで練習を公開した。

 試合1週間前で、軽めのミット打ちなどで汗を流す程度だったが、順調な仕上がりという。特に、今回の防衛戦に備え、熱海で走り込み合宿を行い下半身を強化。「キツかった。砂浜で800メートルダッシュを10本、1日8キロ走った」という猛特訓がパンチの威力を驚異的に増した。

 大橋秀行会長は「スパーリングで、14オンスのグローブで、ガードの上から倒しちゃう。35年、この世界にいるけど見たことのないものを目の当たりにしている」と驚きを隠さなかった。

 「上でも下でも、10人以上倒した」という井上尚だが、その中でも日本フェザー級5位の渡辺卓也(青木)とのスパーでは、ガードの上から打ち込んだ左ボディーで、渡辺の右肘を折ってしまったほど。

 挑戦者で同級1位のダビド・カルモナ(25)=メキシコ=は、テクニシャンのアウトボクサーで「今回は仕掛けていかなければいけない。技術面、パワー面とも、やりたいことがあるので見てほしい。圧倒して世界にアピールしたい」と、自信に目を輝かせていた。

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