ボクシング小原が世界前哨戦TKO勝利

 「ボクシング・8回戦」(14日、後楽園ホール)

 夏に世界挑戦が決まっているIBF世界スーパーライト級3位の小原佳太(29)=三迫=が世界前哨戦を行い、ペッダム・トーバランイーシップサーム(30)=タイ=を1回2分31秒TKOで下した。

 ロープ際で放たれた相手の左をかわし、ドンピシャのタイミングで右ストレートを顔面に打ち込んだ。「いつもはないんですが、あれは手応えがありました」という会心の一撃で、ペッダムを担架に乗せた。

 世界戦を見据え、当日計量始めIBFルールにのっとり試合に臨んだ。「1ラウンド目はじっくり見てやろうと思っていたんですけど、体が反応していた。あと1、2ラウンドはやりたかったですね」と、笑顔で振り返った。

 次戦は王者エドゥアルド・トロヤノフスキ(ロシア)の指名挑戦。三迫貴志会長は「内容的に弾みのつく、いい前哨戦になりました。これから場所、日程などの交渉に入りたい」と話した。

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