KIDを倒した男・金原人生かけた一戦

 「UFC195」(2日、ラスベガス)

 世界最高峰の総合格闘技UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の16年の第1弾大会「UFC195」が2日(日本時間3日)に米国・ラスベガスで行われる。日本からはバンタム級の金原正徳(33)が出場。同級8位の強豪マイケル・マクドナルド(24)=米国=と格闘家人生をかけた戦いに臨む。

 03年9月にDEEPでプロデビューした金原は、09年に戦極フェザー級王者となり、同年大みそかの「Dynamite!!」で山本“KID”徳郁に判定勝ちするなどの実績を重ね、14年9月にUFC参戦。デビュー戦ではアレックス・カサレス(米国)を判定で下したが、15年7月の2戦目は、ブラジリアン柔術出身のハニ・ヤヒーラ(ブラジル)に小差の判定で敗れた。

 連敗なら契約解除もあり得るUFCの舞台で、3戦目の相手に決まったのはマクドナルド。強烈な右フックを武器にKOを量産してきたハードパンチャーだ。13年12月以降は故障で試合から遠ざかっているが、危険な相手であるのは間違いない。

 「パンチを警戒しています。相手は長い間試合をしていないので、構えやスタイルなどの大きい部分の変化は想定していますが、クセや細かい部分の変化はないと思う」とマクドナルドの印象を話した金原。「命を売ってパワーアップはできないので、全て集大成。これで終わってもいい覚悟はあります」と、12年余りの格闘家人生をかけて挑む。

 昨年12月26日に現地入りし、「減量も順調」と調整に手応え。“神の子”KIDを倒した男が再び番狂わせを起こすか。

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