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元東洋王者・好川菜々 再起戦TKO勝ち

再起戦を1回KO勝利で飾った好川(前列中央)
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 「ボクシング・4回戦」(19日、メキシコシティー)

 夫婦でメキシコ武者修行中の元東洋太平洋女子ライトフライ級王者・好川菜々(37)=堺東ミツキ=が19日(日本時間20)、メキシコシティー・レアンドロバレで、デニッセ・デラクルス(メキシコ)を1回47秒TKOで下し、8カ月ぶりの再起戦を飾った。

 個人マネジャーで夫の野上真司氏によれば、好戦的な相手に左ジャブ、右ストレートを的確に当て応戦。ロープ際で突っ込んできた相手をいなして、バランスを崩したところに連打を浴びせた。相手はグロッキー状態で腰を落とし、レフェリーが試合を止めた。

 メキシコのボクシング熱は高く、入場時から「NANA!」コール。衝撃の秒殺劇で本場のファンの心をわしづかみにし、野上氏は「祝福の声と写真撮影の依頼でファンが群がった。次の試合が始められなかった」と語った。

 当初は11月21日にメキシコ国内王者との試合を予定していたが、ドタキャン。その後もオファーを断られ続け、1カ月も試合が延期された。

 さらに前日計量で相手のデラクルスが体重をオーバーし、急きょフライ級6回戦からバンタム級4回戦に変更。アウェーの洗礼続きを跳ね返しての勝利に好川も大満足だ。

 「前日の計量の件があったのでコテンパンにやっつけてやろうと思ってた!勝つことはもちろん、メキシコで練習したことをどれだけ出せるか試したかった。日本と全く違うファンのテンションの高さに心が躍った!最高に気持ちよくて最後のラッシュは歓声に押されて行った。8カ月ぶりのリングはやっはりいいなぁ」

 “日本の美女ボクサー”として注目度はアップし、実力も証明。野上氏によれば「プロモーターも来春に世界戦のオファーを出すことを考えると言ってくれた。本場での世界戦のリングという念願がかなうかもしれない」と話し、次戦はメキシコで世界再挑戦の可能性も出てきた。

 好川は「そういう声を上げてもらえるという事が、今回の遠征の一番の収穫。今回、現役世界王者のキカ(ジェシカ・チャベス=WBC女子世界フライ級王者)やアビスパ(アナベル・オルティス=WBA女子世界ミニマム級王者)とスパーリングをして、世界を獲るためには何が必要なのかとてもよく分かった。その課題を一つずつクリアして今度こそ世界のベルトを巻きたい!今日の勝利が世界戦へ向けての壮行戦になってほしい」とチャンスを心待ちにした。 好川はアマチュアで全日本女子3階級制覇したエリートとして、13年8月にプロデビュー。昨年3月、3戦目で東洋太平洋王座を奪取した。今年4月に5戦目で世界初挑戦したが、アナベル・オルティス(メキシコ)に判定で完敗した。

 37歳の年齢からも進退に迷ったが、7月7日に野上氏と正式に結婚。8月1日に結婚式を挙げ、夫婦で悲願の世界奪取へ再スタートを切った。

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