井岡、パンツ脱がされ計量一発クリア

意気込みを語る井岡一翔=ホテルモントレグラスミア大阪(撮影・石湯恒介)
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 「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)

 ボクシングのWBA世界フライ級タイトルマッチの調印式、公式計量が21日、大阪市浪速区のホテルで行われ、挑戦者で同級3位・井岡一翔(26)=井岡=、王者のフアンカルロス・レベコ(31)=アルゼンチン=はともにリミットいっぱいの50・8キロで通過した。

 減量に苦しむレベコ陣営が強硬に主張して定刻の13時から15分前倒しとなり開始された計量では、まずレベコがパンツをはいた状態でリミットぎりぎりでパス。ポーズを決める王者に対し、陣営は試合に勝ったかのような喜びにわいた。

 続いて井岡がパンツをはいたまま落ち着いた表情で計量台に乗る。リミットぎりぎりに仕上げてきたところ、王者陣営がオーバーではないかとクレーム。結局、井岡は全裸になり相手陣営を納得させた。

 井岡はWBA世界ライトフライ級王座を3度防衛後に返上。叔父である井岡弘樹ジム・井岡弘樹会長が現役時代に果たせなかった3階級制覇へ照準を定め、昨年5月にIBF世界フライ級王者・アムナト・ルエンロン(タイ)に挑むも1-2の判定でプロ初黒星を喫した。今回、標的をWBA王座に切り替え、8連続防衛中のレベコに挑む。「約1年で成長できたということをチャンピオンになって3階級制覇を達成することで、結果で証明したい」と“井岡家の悲願”である3階級制覇を誓った。

 レベコは2013年2月の黒田雅之(川崎新田)との3度目の防衛戦以来となる日本での試合。「3カ月トレーニングを積んできて準備は万全。国を背負って戦う」と9度目の防衛を約束した。

 【オフィシャル】

 ▽レフェリー=ピニット・プラヤドサブ(タイ)

 ▽ジャッジ=シルベストレ・アバインザ(フィリピン)、カルロス・スクレ(米国)、セルジオ・カイズ(米国)

 ▽立会人=シン・ヤンソップ(韓国)

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