加治木TKOで3連勝 2回強打&連打

 「ボクシング・58・5キロ契約8回戦」(4日、エルおおさか)

 日本スーパーフェザー級13位・加治木了太(27)が2回1分58秒、逆転TKO勝利で元同級10位・西岡斗輝矢(22)=明石=を下し、3連勝を果たした。

 1回、「悪いクセが出た」と動きが止まったところ、顔にまともに右ストレートを食らい尻もちをつくダウン。「スキをつかれてて、まともにもらった。僕が1番、ビックリした。ダウンなんて久しぶり」とあ然。だが「ダメージはなかったし、あれで目覚めた」と、本来の積極姿勢を取り戻した。

 1回終わりに右2発を顔にたたき込み、リズムに乗ると、2回は強打全開。打ち終わりに狙いすました右ストレートでダウンを奪い返すと、最後も鮮やか。立ち上がった相手に左右の連打をまとめて、ぶっ倒した。

 「勉強させてもらった。1回から倒そうと浮き足立っていた。(ダイナマイトパンチは)不発です」とリング上で反省を口にした。

 ヒヤリはしたが、難敵を突破し、今年中の日本、東洋太平洋王座挑戦が目標。「タイトルマッチをするんじゃなく、今年中にベルトを巻かなかったら自分は終わり。それくらいに思っている。ダラダラやるのは格好悪いしね」と気合十分。

 12年12月に金子大樹(横浜光)を相手に日本王座初挑戦したが6回TKOで敗れ失敗。「上に行けば行くほど、(仕留める)チャンスは少ない。強い相手に少ないチャンスをいかにものにできるか。きょうのは最低限」と上だけを見据えた。

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