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天龍会見 腹一杯のプロレス人生

正式に引退を表明した天龍源一郎=後楽園ホール(撮影・園田高夫)
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 “ミスタープロレス”こと天龍源一郎(65)が9日、都内で現役引退会見を行った。

 引退興行はプロレスデビューを果たした76年11月13日にちなんで、今年の11月13日に近い日程で予定している。天龍が所属する天龍プロジェクトの次回興行は3月6日、東京・新木場ファーストリングで行われる。また、11月の引退までを1つのシリーズとしてとらえ、「天龍源一郎引退Revolution FINAL TOUR(レボリューションファイナルツアー)」と銘打って行う。

 引退の理由についてはけが、病気などの体調面を否定。妻が病気にかかったことを一因に挙げ、「プロレスラーをずっと続けてこられたのは、家族とかの支えがあって、わがままな天龍源一郎をレスラー一本で支えてくれたんですけど…。家内が病気になりまして、プロレスの人気が盛り返してきたときに、身を引いて今度は俺が(家族を)支えていく番じゃないかと思ったのはあります」とした。

 プロレスでの思い出は故ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木参院議員からフォールを奪ったことを上げた。「馬場さんと猪木さんからフォールできたことは今の俺の誇り。今振り返ってみても、記憶にまざまざとよみがえります。大きなことだと思います。俺にとっても」としみじみと振り返った。BIの2人両方からフォールを奪った日本人レスラーは天龍のみという偉業だ。

 天龍は大相撲で格闘家としてのキャリアをスタートさせた。64年1月場所で初土俵。73年1月場所に新入幕を果たした。最高位は前頭筆頭で、部屋の後継問題のため76年9月場所を最後に角界を去った。76年10月に全日本に入団。渡米後の11月にデビューし、日本での初戦は77年6月だった。

 一番つらかったことは?との質問に天龍は「振り返れば腹一杯の楽しいプロレス人生でした」と即答した。「たかだか幕内のそこらへんしかいかなかった相撲とりがプロレスラーになって、名前も知られるようになったのは、プロレスラーになって良かったと思っています。馬場さんに感謝したいです」とあらためて恩人に感謝した。

 ファンに対しては「心から感謝の気持ちでいっぱいです」と深々と頭を下げた。「11月の終焉へ向けて、納得できればと思います。すがすがしい気持ちでリングを去れれば。その一念でございます」とカウントダウンへの思いを吐露した。また、天龍自身は引退ではなく、廃業という単語を用い、今後、指導者などの形でプロレス界で働くことは否定した。

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